近畿大学医学部附属病院の特色

当院の治験管理センターでは、「がん」を中心とする治験を数多く手掛け、臨床研究においてもWJOGやJCOG、JLOGなどの固形がん研究グループやJALSGなどの血液がん関連研究グループにおいて活発に行っております。また、「がん」に限ることなく循環器疾患・呼吸器疾患をはじめ、眼科疾患・皮膚疾患・精神科疾患など非がん領域の治験も多数手掛けております。

特に「がん」の第1相試験は常時数件稼働しているので、臨床検査技師が協力者に加わり、Full PK採血を正確に時間を追って実施している点も大きな特色のひとつとなっております。

また当院では治験のIT化とSite Data Manager(SDM)の育成にも力を入れており、治験審査委員会審査資料の電子的共有化やモニタリングに当たっての電子的遠隔直接閲覧(eRSDV)を実施しております。今まで事務局員が手作業で行っていた業務およびCRCが全てこなしてきた業務を、事務局-CRC-SDMの三者が共同して円滑に進めることを目ざしています。 本年度は、さらにe-IRBの確立も目指しています。