国立循環器病研究センターの特色

当センターは、循環器疾患及び脳疾患に特化した病院です。今までに実施した治験では、虚血性心疾患、虚血性脳疾患の治療薬、なかでも発症数時間以内の超急性期に治験を開始するような難易度の高い治験を手がけています。

難治性心疾患等に対する医療機器の治験についても国内で飛び抜けて経験数が多く、国際共同治験の実績も豊富です。また、医師主導治験の実績があります。

病院医師は、研究マインドが高く、自主臨床研究も盛んに行われ年々増加している状況です。自主臨床研究の支援部門を設置し、質の高い臨床研究を実施しています。

平成22年4月の独立行政法人以降後は、複数年度契約、実績を反映した内容での契約を行っています。 IRBは月1回(年12回)開催しており、迅速審査等も活用し、スピーディーな対応を心がけています。また、モニタリング室は、電子カルテ用端末及びインターネット専用パソコンも常備設置しておりさらに完全セパレート化し秘密保持の向上に努めています。また、必須文書の長期保管も可能です。

平成23年度には、早期・探索的臨床試験拠点施設(医療機器/脳・心血管分野)として選定され、病院・研究所・研究開発基盤センターが三位一体となり、スローガンである『最先端のその先へ』に則り有望なシーズの早期製品化に向けてますます取り組んでいきたいと思っています。