第181回 彩都バイオサイエンスセミナー 

スキンフローラをコントロールする技術とその応用  ~シーズを新しい価値に!~

  腸内フローラ(腸内細菌叢)と健康・疾病の関係が注目され、乳酸菌を含む製品などが多数販売されています。腸と同様に、皮膚(肌)にもスキンフローラ(皮膚細菌叢)が存在し、この細菌叢中の微生物は善玉菌や悪玉菌などに分類できることがわかってまいりました。演者等は、全ての微生物を一律に殺菌するのではなく、善玉菌を残して悪玉菌だけを選択的に抑制する、という新しい技術を開発し、その技術の様々な分野への応用研究を進めていらっしゃいます。

 本セミナーでは、研究者によるシーズの発表から、企業におけるオープンイノベーションを活用したPJの設立、既存事業への応用、および新規事業への展開についてご講演いただきます。

 

【日時 令和2年4月23日(木曜日)

     午前11時から正午・・・セミナー
     正午から午後1時 ・・・ランチ交流会

 

【場所】 彩都バイオヒルズセンター 会議室

(大阪府茨木市彩都あさぎ7丁目7番18号)

 

【プログラム】

 

11:00~ 「疾病に関与する微生物を選択的に抑制する脂肪酸」      

地方独立行政法人大阪産業技術研究所 森之宮センター

生物・生活材料研究部 脂質工学研究室 永尾 寿浩氏

皮脂中のサピエン酸(SA)は、疾病に関与する微生物(悪玉菌)・黄色ブドウ球菌に対して強く、健康に寄与する微生物(善玉菌)・表皮ブドウ球菌に対して弱い選択的抗菌活性を示します。一方、アトピー性皮膚炎や肌荒れ時にはSAが減少することにより黄色ブドウ球菌が増加すると推定され、この菌が皮膚に様々な悪影響を及ぼすと言われております。本セミナーでは、脂肪酸類とそのスキンフローラへの影響についての研究成果を報告し、スキンフローラの制御の可能性についてお話いたします。

11:35~「シーズを活用した新しい事業へのチャレンジ」

株式会社桃谷順天館 桃谷総合文化研究所 所長 杉野 哲造氏

弊社は今から135年前に、日本で初めて西洋医学に基づく化粧水を生み出したメーカーです。この化粧水は「人の悩みを解決したい」という強い想いから創製され、弊所ではこの理念に基づき、“新しい化粧品の形”を生み出すことにチャレンジしております。この度、大阪産業技術研究所にて開発された技術の探索から応用、評価、協業計画等に取り組み、自社の強み×異業種の技術を組み合わせた新しいPJを生み出しました。これまで私たちが経験した道のりやこれからの展望についてお話いたします。

11:50~ 質疑応答

 

【主 催】一般社団法人彩都ヒルズクラブ(事務局:バイオ・サイト・キャピタル㈱、八洲薬品㈱)、
大阪バイオ・ヘッドクオーター(事務局:大阪府)

 

【参加費】セミナー:無料 ランチ交流会:1,000 円(彩都ヒルズクラブ正会員・賛助会員は無料)

 

【定 員】セミナー:70 名 ランチ交流会:50 名

 

【申 込】下記アドレスより、お申し込みフォームにアクセスしてお申込下さい。

https://www.saitohills.com/form_count13579.html

 ※セミナーの中止・変更がある場合には、前日までにホームページ等でお知らせします。